
LINEで友だち追加を促したい、来店や購入のきっかけを作りたいときに、抽選企画は有効な施策の一つです。
Lステップでは、乱数を使って当選結果を出し分けたり、抽選参加者にタグを付けたりできます。抽選後のメッセージやクーポンも、結果に応じて案内できます。
一方で、抽選形式の選び方や重複参加の防止方法を誤ると、景品の渡し忘れや想定外の当選者数につながります。
この記事では、以下の内容を解説します。
- Lステップで抽選を行う3つの方法
- 乱数を使った抽選の設定手順
- 抽選企画の活用例
- 設定・運用時の注意点
目次
Lステップで抽選は作れる?まず押さえたい仕組み
Lステップには、抽選専用の単独機能があるわけではありません。
ただし、アクション設定で友だち情報欄に乱数を代入し、その数字を条件にメッセージやタグを出し分けることで、抽選・おみくじ・くじ引きの仕組みを作れます。
1.Lステップでは乱数を使って抽選結果を出し分けられる
乱数とは、ランダムに数字を割り振る仕組みです。
たとえば、1〜10の数字を設定し、数字ごとに結果を分けます。
- 1:1等
- 2〜3:2等
- 4〜10:参加賞
数字に応じて、当選結果のメッセージ、付与するタグ、送る特典を設定します。
なお、乱数はランダムに割り振られるため、短期間では結果に偏りが出ることがあります。
景品数を厳密に管理したい企画には、後日抽選や外部の当選管理システムを検討しましょう。
2.LINE公式アカウントの抽選クーポンを使う方法もある
LINE公式アカウントのクーポンには、獲得条件として「抽選」を選べる機能があります。
当選した友だちだけがクーポンを獲得する形式で、当選確率は1〜99%の範囲で設定できます。
当選者へ割引クーポンやプレゼント引換券を配りたい場合は、LINE公式アカウントの抽選クーポンが向いています。
一方で、1等・2等・参加賞のように複数の結果を細かく出し分けたい場合は、Lステップの乱数を使う方法が適しています。
3.後日抽選は回答フォームと当選者管理を組み合わせる
当選人数を確実に決めたい場合は、応募を受け付けた後に抽選する方法があります。
回答フォームで応募を受け付け、参加者に「抽選応募|2026年◯月」のようなタグを付けます。
その後、応募者を一覧で確認し、抽選結果に応じて当選者タグを付与します。
応募者情報を外部の抽選・当選管理システムで扱う場合は、回答フォームの回答後アクションからWebhookで連携することも可能です。
回答フォームの作り方や回答後の設定については、以下の記事で詳しく解説しています。
Lステップの回答フォーム活用に関する記事はこちら▼
Lステップの回答フォームとは?活用するメリットと事例を紹介!
抽選企画の形式を選ぶポイント
抽選の形式は、景品の種類と運用方法に合わせて選びましょう。

| 目的 | 向いている形式 | 特徴 |
|---|---|---|
| その場で結果を見せたい | Lステップの乱数 | 複数の景品や結果を出し分けやすい |
| 当選者へクーポンを渡したい | LINE公式アカウントの抽選クーポン | クーポンの発行と管理がしやすい |
| 当選人数を厳密に管理したい | 後日抽選 | 応募者を確認してから当選者を決められる |
1.その場で結果を見せたい場合は乱数または抽選クーポン
店頭での友だち追加や、期間限定キャンペーンでは、その場で結果が分かる形式が参加の後押しになります。
複数の景品を用意する場合は乱数、当選者に一種類のクーポンを渡す場合は抽選クーポンが使いやすいでしょう。
2.当選人数を管理したい場合は後日抽選
「抽選で10名様」のように、当選人数を固定したい企画では、後日抽選が適しています。
乱数では、当選結果の出現割合を設定できますが、参加人数に対して当選者数がぴったり定員になるわけではありません。
応募期間を設け、締め切り後に応募者から当選者を選ぶ方法なら、景品数に合わせて管理できます。
3.購入・来店などの参加条件がある場合は応募情報を取得する
購入者限定、イベント参加者限定など、応募条件がある場合は、条件を確認できる情報を残すことが重要です。
回答フォームで購入日や注文番号を取得したり、店頭でスタッフが参加タグを付けたりして、抽選対象者を明確にします。
参加条件、応募期間、当選発表日、景品の受け取り方法は、応募前に分かるように案内しましょう。
Lステップの乱数を使って抽選を作る手順
ここでは、リッチメニューやテンプレートのボタンをタップすると、その場で結果が届く抽選を例に解説します。
1.抽選の目的・景品・参加条件を決める
設定前に、企画の目的と導線を整理します。
たとえば、来店促進を目的とする場合は、店舗で使えるクーポンを景品にする方法があります。
友だち追加を目的とする場合は、追加後に参加できるウェルカム抽選を設ける方法もあります。
この段階で、以下を決めておきましょう。
- 参加できる人
- 参加できる回数
- 景品の内容と数
- 開催期間
- 景品の受け取り方法
2.当選結果を保存する友だち情報欄を作成する

友だち情報欄管理から、抽選結果を保存する項目を作成します。
項目名は「抽選結果|2026年夏キャンペーン」のように、企画名と実施時期が分かる名前にします。

抽選を繰り返し実施する場合、過去の企画と同じ項目を使い回すと、結果が上書きされます。
企画ごとに項目を分けると、後から参加状況を確認しやすくなります。
3.乱数を設定して当選パターンを決める
アクション設定で「友だち情報操作」を追加し、作成した友だち情報欄に乱数を代入します。

たとえば、1〜10の乱数を設定する場合、数字と結果の対応を事前に決めます。
| 数字 | 結果 | 配布する特典 |
|---|---|---|
| 1 | 1等 | 1,000円OFFクーポン |
| 2〜3 | 2等 | 500円OFFクーポン |
| 4〜10 | 参加賞 | 次回使える特典案内 |
当選確率を調整したい場合は、割り当てる数字の数を変えます。
たとえば1〜10のうち「1」を1等、「2〜4」を2等、「5〜10」を参加賞にすれば、1等に該当する数字は1つ、2等に該当する数字は3つになります。
4.当選・落選ごとのメッセージや特典を用意する
結果ごとに、送るテンプレートやメッセージを用意します。
1等にはクーポン画像と利用期限、2等には割引内容、参加賞には次回の来店・購入につながる案内を設定します。
「はずれ」と表示する場合も、次回使える特典やキャンペーン情報を案内すると、参加後の離脱を防ぎやすくなります。
5.抽選ボタンとアクションを設定する
抽選への入口は、リッチメニュー、テンプレートのボタン、回答フォームの回答後などに設定できます。

アクションの基本的な流れは、以下のとおりです。
- 抽選結果の乱数を友だち情報欄へ代入する
- 数字を条件に、当選結果のタグを付ける
- 当選結果のタグまたは友だち情報を条件に、結果メッセージを送る
- 参加済みタグを付ける
乱数を代入する処理より先に、数字を条件にしたメッセージ送信を置くと、条件判定時に抽選結果が保存されていません。
アクションは設定画面の上から順に実行されるため、前の処理の結果を次の処理で使える順番に設定してください。
アクション設定の基本や、タグ・友だち情報を使った処理の考え方は、以下の記事で解説しています。
Lステップのアクション設定に関する記事はこちら▼
Lステップのアクション設定とは?基本の手順・活用例・注意点をわかりやすく解説
6.テスト用アカウントで動作を確認する
公開前は、テスト用のLINEアカウントで抽選ボタンをタップし、実際の動作を確認します。
確認する項目は以下のとおりです。
- 乱数が友だち情報欄に保存される
- 数字に合ったタグが付与される
- 結果に合ったメッセージが届く
- クーポンやリンクを開ける
- 参加済みの友だちが再参加できない
- 他のシナリオや配信と重複しない
テスト送信の方法や、公開前の確認ポイントについては、以下の記事も参考にしてください。
Lステップのテスト送信に関する記事はこちら▼
Lステップのテスト送信ガイド|機能別の手順と配信前チェックリスト
抽選企画を活用する具体例
1.来店を促す店舗限定クーポン抽選
美容室、飲食店、小売店などでは、店頭で友だち追加をした人を対象に抽選を実施します。
たとえば、当選者には当日使えるクーポンを、参加賞には次回来店時に使える特典を案内するなどの方法があります。
景品の内容や利用期限は、来店を促したいタイミングに合わせて設定しましょう。
2.購入者向けプレゼント抽選
ECや通販では、購入者限定の抽選企画を実施できます。
購入者に「購入者限定抽選」の案内を送り、回答フォームで注文番号などを受け付けます。
購入確認後に抽選対象タグを付与し、後日抽選またはその場抽選へ進めます。
購入者と未購入者で案内を分けることで、特典の対象外である友だちへの誤配信を防げます。
3.友だち追加後のウェルカム抽選
友だち追加直後に、初回限定の抽選を案内する方法です。
追加直後の友だちに「友だち追加特典|未参加」タグを付け、抽選完了後に「友だち追加特典|参加済み」タグへ切り替えます。
参加済みタグを条件にすることで、同じ友だちが繰り返し抽選することを防げます。
4.イベント・セミナーの参加特典抽選
イベント会場やポップアップストアで友だち追加を促し、後日、抽選企画を配信する方法です。
抽選を参加のきっかけにするだけでなく、回答フォームで興味のある商品やサービスを聞けば、その後の配信を分けることもできます。
抽選参加者にはイベント後の案内、未参加者には抽選締め切り前のリマインドを送るなど、参加状況に応じたフォローを設計しましょう。
抽選企画を運用するときの注意点
1.一人が複数回参加しないように制御する
一人一回の抽選にする場合は、抽選完了時に参加済みタグを付けます。
抽選入口の表示条件やアクションの実行条件には、「参加済みタグが付いていないこと」を設定します。
企画を再実施する場合は、前回の参加済みタグをそのまま使わず、企画ごとに新しいタグを作成してください。
2.景品の在庫と当選人数を事前に確認する
乱数を使う抽選では、当選者数が景品在庫と完全に一致するとは限りません。
在庫数が限られている景品や、高額な景品を用意する場合は、後日抽選にする、当選数に余裕を持たせるなどの設計が必要です。
3.当選後の受け取り方法と有効期限を明記する
当選メッセージには、景品の内容だけでなく、受け取り方法と期限を記載します。
店舗で引き換える場合は、利用店舗、利用条件、提示方法も案内しましょう。
発送する場合は、住所取得や連絡方法を別途設計します。
4.企画内容に応じて規約や法令を確認する
景品の内容、参加条件、購入条件によっては、表示や景品類に関するルールの確認が必要です。
企画の公開前に、応募規約、個人情報の取り扱い、景品表示法などの確認を行ってください。
判断が難しい場合は、専門家へ相談しましょう。
Lステップの抽選に関するよくある質問
1.Lステップだけで抽選できますか?
乱数を友だち情報欄へ代入し、数字を条件にメッセージやタグを出し分けることで、抽選の仕組みを作れます。
ただし、景品数を厳密に管理したい場合は、後日抽選や外部システムとの連携が向いています。
2.当選確率は設定できますか?
乱数の範囲と、各結果に割り当てる数字の数を変えることで、結果の出現割合を設計できます。
たとえば1〜10の乱数で、1等に「1」、2等に「2〜3」を割り当てる方法です。
3.当選人数を上限で管理できますか?
乱数による抽選では、当選人数を上限で止める仕組みにはなりません。
当選者を10名に限定したい場合は、応募受付後に当選者を決める後日抽選が適しています。
4.抽選結果を後から確認できますか?
抽選結果を友だち情報欄に保存し、当選結果ごとにタグを付ければ、友だち一覧や検索条件から確認できます。
企画名と実施時期を含めた命名にすると、過去の抽選結果と区別しやすくなります。
5.抽選の設定後に確認すべきことは何ですか?
乱数の保存、条件に合うタグ付与、結果メッセージ、クーポンやリンク、重複参加の防止を確認してください。
複数のアクションを設定している場合は、実行順序も確認しましょう。
まとめ
Lステップでは、乱数を使って抽選・おみくじ・くじ引きの仕組みを作れます。
その場で結果を見せたい場合は乱数や抽選クーポン、当選人数を厳密に管理したい場合は後日抽選を選びましょう。
抽選企画では、結果を出すことだけでなく、参加後に来店・購入・イベント参加へつなげる設計が重要です。
公開前には、参加条件、景品、タグ、アクションの実行順序を整理し、必ずテスト用アカウントで動作を確認してください。








