美容室のLINE設計図を徹底解説!リピート率・空き枠対策・客単価アップにつなげる活用法

美容室の集客では、ホットペッパービューティーなどの予約媒体を活用している店舗が多くあります。

 

一方で、次のような課題を抱えている美容室も少なくありません。

 

  • 「人気スタイリストに予約が集中してしまう」
  • 「新人や若手スタイリストの予約枠が埋まらない」
  • 「平日の昼間の空き枠をなんとかしたい」
  • 「新規客が来ても、リピートにつながらない」
  • 「カットやカラー以外の商品・メニューをもっと販売したい」
  • 「ホットペッパーに依存しすぎているのが不安」

 

こうした課題に対して、LINE公式アカウントやLステップは有効な選択肢になります。

 

ただし、美容室のLINE構築は簡単ではありません。

 

美容室は、年齢、髪型、来店頻度、悩み、担当者、メニュー、価格帯など、顧客ごとの変数が多い業種です。


そのため、LINEを導入すればすべて自動でリピート率が上がる、ホットペッパーから完全に脱却できる、というものではありません。

 

大切なのは、ホットペッパーなど既存の集客導線とLINEをどう使い分けるかです。

 

本記事では、美容室がLINE構築を行う際に考えるべき設計のポイントを解説します。

 

 

動画でも解説しています↓
【完全感覚】たった20分で美容室のLINE構築設計図作ってみた【Lステップ】

 

【この記事を書いた人】 株式会社BALSA メディア編集部 Lステップ正規代理店として、累計100社以上の企業、300以上のLINE公式アカウントの導入・運用を支援。その実績に基づく“現場で使える情報”を発信しています。

 

 

美容室のLINE構築はなぜ難しいのか

美容室は、LINE構築の相談が多い業種のひとつです。

 

全国に店舗数が多く、予約やリピート、顧客管理との相性も良さそうに見えるため、美容室こそLINEを導入した方がいいのでは?と考える方も多いでしょう。

 

しかし、実際には美容室のLINE構築は難易度が高い領域です。

理由は、美容室に来店するお客様には、来店目的や頻度、また担当者へのこだわりなど、幅広いニーズの違いがあります。

 

 

そのため、全員に同じ配信を送っても、成果につながるとは限りません。

美容室のLINE構築では、顧客の状態や目的に合わせて、配信内容や案内を切り分ける設計が重要になります。

 

ホットペッパーとLINEはどう使い分けるべきか

 

ホットペッパーから脱却したいという相談が、よくあります。
確かに、ホットペッパーなどの予約媒体に依存しすぎると、掲載費やクーポン競争の負担が大きくなることがあります。

しかし、いきなりホットペッパーをやめて、LINEだけで新規集客を行うのはリスクがあります。

 

ホットペッパーは、美容室を探している顕在層が集まる大きな媒体です。

すでに美容室に行きたいと思っている人が検索しているため、新規集客には強みがあります。

 

一方で、LINEが得意なのは、来店後の関係構築やリピート促進です。

 

 

つまり、美容室の場合は、

ホットペッパーや広告、SNS → 新規集客
LINE → リピート促進や顧客管理、追加提案

 

このように既存の集客媒体とLINEを組み合わせて活用することが大切です。



美容室がLINEを導入する目的を明確にする

LINE構築を始める前に、まず決めるべきなのは導入目的です。

美容室がLINEを導入する目的としては、主に次のようなものがあります。

  • 新規顧客を増やしたい
  • リピート率を上げたい
  • 平日の空き枠を埋めたい
  • 新人スタイリストの予約を増やしたい
  • 指名予約を増やしたい
  • 物販を強化したい
  • 既存顧客との接点を増やしたい
  • 予約導線をわかりやすくしたい
  • 顧客の声を集めたい

その目的によって、作るべきLINEの設計は変わります。

 

  • 新規顧客を増やしたいのであれば、
    LINE登録特典やキャンペーン、SNS・広告からの導線設計が必要

 

  • リピート率を上げたいのであれば、
    来店後のお礼配信、次回来店リマインド、担当者別のフォロー配信が重要

 

  • 物販を強化したいのであれば、
    シャンプーやワックス、ホームケア商品を提案する配信設計が必要

 

 

LINEを導入する際は、まず今回一番改善したいことは何かを明確にしましょう。

 

空き枠が埋まらない原因を考える

美容室のLINE活用でよくある課題が、空き枠対策です。

特に、人気スタイリストには予約が集中する一方で、新人や若手スタイリストの予約が埋まりにくいという悩みは多くあります。

 

この場合、まず考えるべきなのは「なぜ空き枠が埋まらないのか」です。

原因としては、たとえば次のようなものが考えられます。

 

  • そもそも新規集客が足りていない
  • 若手スタイリストの認知が低い
  • 担当者ごとの強みが伝わっていない
  • 口コミや実績が不足している
  • 予約導線が分かりにくい
  • 平日昼間に来られる顧客へ案内できていない
  • サービス品質に課題がある

 

ここで注意すべきなのは、サービス品質に課題がある場合、LINEだけで解決するのは難しいということです。

たとえば、口コミ評価が低い、技術や接客への不満が多い場合は、LINE配信を強化する前に、サービスそのものを改善する必要があります。

一方で、技術や接客に問題はないにもかかわらず、認知や案内不足で予約が入っていないのであれば、LINEで改善できる可能性があります。

新人・若手スタイリストの予約を増やすLINE活用法

新人や若手スタイリストの予約を増やすには、LINEのセグメント配信が有効です。

たとえば、来店後に担当者情報をタグで管理しておけば、特定の担当者に施術してもらったお客様だけに配信を送ることができます。

また、まだ指名スタイリストが決まっていないお客様に対して、若手スタイリストのキャンペーンを案内することも可能です。



たとえば、

 

  • 平日限定で若手スタイリストの指名料無料キャンペーン
  • スタイリスト〇〇限定クーポン
  • 担当者紹介+得意な施術の案内

 

といった形です。

 

ここで重要なのは、単に「新人なので安いです」と打ち出すのではなく、そのスタイリストの魅力や得意分野を伝えることです。

 


担当者ごとの特徴を伝えることで、予約につながりやすくなります。

 

平日昼間の空き枠を埋めるLINE配信

美容室では、土日や夕方以降に予約が集中し、平日昼間の枠が空きやすいケースがあります。

この場合も、LINEを活用できます。

 

全員に一斉配信するのではなく、過去に平日昼間に来店した人や、特定の担当者に施術してもらった人に絞って配信することで、より反応率を高めやすくなります。

 

 

また、空き枠が出たタイミングで、下記のような案内を送ることもできます。

 


LINEは開封されやすい連絡手段のため、直近の空き枠案内との相性も良いです。

来店後のリピート導線を作る

美容室で売上を安定させるためには、新規集客だけでなくリピート促進が欠かせません。


ホットペッパー経由で来店した新規顧客も、そのまま媒体上だけで関係が終わってしまうと、次回も別の美容室に流れてしまう可能性があります。

そこで、来店後にLINEへ登録してもらい、次回来店につながる導線を作ります。

 

たとえば、来店後に次のような配信を行います。

 

  • 来店のお礼
  • 施術後のホームケアアドバイス
  • 次回来店の目安
  • 担当者からのメッセージ
  • 次回予約の案内
  • 口コミ投稿のお願い
  • 限定クーポンの案内

 

特に美容室では、髪の状態に合わせた次回来店のタイミングを案内することが重要です。

 

  • 「カラーの色落ちが気になり始める頃です」
  • 「前髪カットの目安時期です」
  • 「前回の施術から3週間が経ちました」
  • 「そろそろメンテナンスのタイミングです」

 

といった形で案内すれば、自然に予約を促すことができます。

 

来店頻度に合わせたリマインド配信

美容室に通う頻度は人によって異なります。

2週間に1回来る人もいれば、1ヶ月に1回来る人、2ヶ月に1回来る人もいます。

 

そのため、全員に同じタイミングで予約リマインドを送るのではなく、来店頻度に合わせて配信を変えることが理想です。

 

 

たとえば、

 

  • 2週間に1回の人には、来店から1週間後に次回予約のリマインド。
  • 1ヶ月に1回の人には、3週間後にリマインド。
  • 2ヶ月に1回の人には、1ヶ月後のアフターフォローやクーポンの配信などお得な情報をご案内。

 

このように、顧客ごとの来店サイクルに合わせて配信を設計することで、自然なタイミングで再来店を促すことができます。

 

特に美容室は、そろそろ行かなきゃと思っていても、予約を後回しにされやすい業種です。

だからこそ、LINEでタイミングよくリマインドすることが重要です。

予約しやすい導線を作る

リピート率を上げるうえで、予約のしやすさも重要です。

 

予約するためにホームページを探したり、電話をかけたりする必要があると、ユーザーは後回しにしやすくなります。

 

LINEのリッチメニューに予約導線を置いておけば、ユーザーは思い立ったタイミングで簡単に予約できます。

 


↑美容室での使用をイメージしたリッチメニュー

 

 

リッチメニューには、予約ボタンだけでなく、アクセス方法や空き日程の確認など、よく使うボタンを配置します。

 

ホットペッパーやサロンボードを使っている場合、Lステップと完全に連携できないケースもあるため、予約管理が二重になる可能性はあります。

 

その場合は、新規予約はホットペッパー、既存顧客の再来店はLINEというように、役割を分ける方法もあります。


また、LINE上にホットペッパーや公式予約ページへのリンクを置くだけでも、ユーザーの手間を減らすことができます。

 

物販・追加メニューで客単価を上げる

美容室は、カットやカラーなどの施術だけでは売上の上限が見えやすい業種です。

スタッフ数や予約枠に限りがあるため、来店数だけで売上を伸ばすには限界があります。

 

そこで下記のような自宅ケアメニューや半年に一度のスペシャルメニューを配信メッセージで紹介します。

 

  • シャンプー
  • トリートメント
  • ワックス
  • ヘアオイル
  • ホームケア用品
  • ヘッドスパ
  • 髪質改善メニュー
  • 集中ケアメニュー
  • 季節限定メニュー

 

来店時に直接販売するのが苦手なスタッフでも、LINE上で自然に案内することで、商品やメニューを知ってもらいやすくなります。

 

こちらのメッセージはイメージです。

 

配信メッセージを使えば、施術内容や季節に合わせた提案ができます。

 

LINEは、店舗に来ていないタイミングでも顧客と接点を持てるため、客単価アップやLTV向上に活用しやすいツールです。

 

顧客アンケートで改善点を集める

美容室では、施術後の正直な感想を集めることも大切です。


ただし、アンケートはただ送るだけでは回答されにくいものです。

口コミを貰うためのクーポン券などを設計する方法があります。

 

また、LINEのリッチメニューにご意見箱やGoogleマップの口コミ記入のためのURLを設置する方法もあります。

 

通常の口コミでは書きづらい内容でも、LINE上で気軽に意見を送れる場所があれば、サービス改善につながる声を集めやすくなります。

 

ただし、アンケートを実施する際は、質問数を増やしすぎないことが重要です。
回答のハードルを下げ、短時間で答えられる設計にすることで、回答率を高めやすくなります。

美容室のLINE構築でやってはいけないこと

美容室のLINE構築で避けたいのは、LINEだけですべてを解決しようとすることです。

 

特に、次のような考え方には注意が必要です。

 

  • ホットペッパーを完全にやめてLINEだけで集客する
  • 全員に同じクーポンを一斉配信する
  • 新人スタイリストの予約が埋まらないから安売りだけで集める
  • サービス品質の問題をLINE配信で解決しようとする
  • 構築者にすべて丸投げする

 

LINEは強力なツールですが、万能ではありません。

 

美容室の強み、顧客層、担当者ごとの特徴、既存の集客媒体、サービス品質を踏まえて設計する必要があります。

 

また、事業のことを最も理解しているのは、店舗のオーナーや現場スタッフです。

 

そのため、LINE構築は構築者に丸投げするのではなく、店舗側と構築者が一緒に考えながら進めることが重要です。

 

美容室のLINE設計で重要な視点

美容室のLINE設計で重要なポイントは3つです。

 

 

ポイント1:新規集客とリピート促進を分けて考える

新規集客はホットペッパーやSNS、広告を活用し、来店後のリピートや追加提案をLINEで行う方が現実的です。

ポイント2:顧客ごとの状態に合わせて配信をかえる

担当者、来店頻度、施術メニュー、指名の有無などに合わせて配信を変えることで、より自然なコミュニケーションができます。

ポイント3:売上アップの導線を複数持つ

再来店だけでなく、物販、追加メニュー、平日限定キャンペーン、指名料無料キャンペーンなど、複数の施策を組み合わせることで、売上改善につなげやすくなります。

 

美容室のLINEはリピート・顧客管理で活きる

美容室におけるLINE活用は、新規集客だけを目的にするよりも、来店後のリピート促進や顧客管理、客単価アップに活用する方が効果を発揮しやすいです。

 

美容室のLINE構築で大切なのは、ホットペッパーを否定することではなく、役割を分けて活用することです。

 

新規集客は既存媒体を活かし、来店後の関係構築をLINEで強化する、

この設計ができれば、LINEは美容室のリピート率向上、空き枠対策、客単価アップを支える有効なマーケティングツールになります。



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