
BtoBにおいてLINEは不向きと思われがちですが、ターゲットや商材によっては強力な武器になります。
従来のメールマガジンやテレアポと合わせて、LINEを活用しリード獲得の自動化や商談率の向上に成功する企業が増えています。
本記事では、LINE運用のプロの視点からBtoBにおけるLINE活用のメリット、具体的な戦略、そしてLステップを用いた自動化の仕組みまで徹底解説します。
Youtubeではより細かくBtoB向けのLINE活用について解説しています
株式会社BALSA メディア編集部
Lステップ正規代理店として、累計50社以上の企業、250以上のLINE公式アカウントの導入・運用を支援。その実績に基づく“現場で使える情報”を発信しています。
目次
- 1 まずは相性チェック!自社にLINE導入の検討余地はあるか?
- 2 BtoBビジネスにLINE公式アカウントは有効?導入すべき3つの理由
- 3 BtoB企業におけるLINE公式アカウント活用の成功事例
- 4 BtoBでLINEを運用する際の3つの注意点と対策
- 5 Lステップ活用で実現するBtoBマーケティングの自動化戦略
- 6 属性スコアリング機能で見込み客を可視化
- 7 職種・役職に応じたセグメント配信でブロックの防止
- 8 カレンダー予約機能でアポイントの自動受付
- 9 BtoB/ビジネス支援でのLステップ導入成功事例3選
- 10 失敗しないBtoB向けLINEアカウント構築の5ステップ
- 11 まとめ|BtoBのLINE活用は、効率的な営業組織への第一歩
- 12 【LINE運用で成果を上げたい方へ】LINE運用の成功事例配布中!
まずは相性チェック!自社にLINE導入の検討余地はあるか?
全てのBtoB企業に対し、LINE公式アカウントの導入をおすすめできるわけではありません。取り扱う商材やターゲットによって、LINEと相性がいい企業、お勧めではない企業があります。
これまでのBALSAのLINE運用支援実績に基づいた、LINEとの相性の判断基準をみてみましょう。
| 導入を推奨する企業(相性◎) | 導入に慎重な検討が必要な企業(相性△) |
| ターゲットの年商規模:
1,000万円〜20億円程度の事業者 |
ターゲットの年商規模:
超大手企業、年商1,000億円以上ある企業など |
| 主な商材:
マーケティングの運用代行、SaaS(月額数万〜)、採用支援、コンサルティング、研修など |
主な商材:
数千万円〜数億円単位の設備投資、 |
| 営業スタイル:
見込み客の母数を集め、信頼構築が必要なモデル |
営業スタイル:
特定数社との長期的な相対取引のみで完結するモデル |
導入判断のポイントとして、自社のビジネスが比較的検討期間があり、担当者との継続的なコミュニケーションや信頼構築が重要なものであれば、LINEの導入メリットは極めて大きいと言えます。
一方で、営業ターゲットがごく一部の超大手企業に限られる場合は、LINEよりもメールや現地訪問など、個別のリレーション営業にリソースを割く方がいいかもしれません。
BtoBビジネスにLINE公式アカウントは有効?導入すべき3つの理由
もしあなたがLINEと相性のいい企業の営業担当者だったら、ぜひ導入を検討してみましょう。ここでは、なぜLINEがビジネスの現場で選ばれているのか、導入すべき理由を紹介します。
1. 圧倒的な開封率と到達率の差
BtoBマーケティングの定番といえばメルマガですが、近年その効果は低下傾向にあります。
- 大量のプロモーションメールに埋もれる
- PCを開いている時間にしか読まれない
- スパムフィルタに振り分けられる
一方、LINEの開封率は一般的にメルマガの2倍以上の差(※1)が出ると言われています。
プッシュ通知によってスマホのロック画面に直接届くため、移動中や会議の合間といった隙間時間に、つい見てしまうという心理的ハードルの低さが最大の武器です。
(※1)参照:https://linestep.jp/lp/01/comparison.html
ただ、LINEがメールより優れているというわけではなく、メール派とLINE派の両方を取りこぼさないための併用が重要です。
2. レスポンス速度の改善
BtoBの検討プロセスは長く、担当者との信頼関係構築が不可欠です。
メールだと定型文から始まる堅苦しいやり取りになりがちですが、LINEならチャット形式でクイックに質問・回答ができます。
ちょっと確認したいだけ、という小さな疑問や懸念を迅速に解消できるため、競合他社よりも早い信頼関係の構築が可能です。
3. Lステップ等の外部ツールとの連携で高度な顧客管理が可能に
LINE公式アカウント単体でもチャットは可能ですが、BtoBでより良い成果を出すならLステップなどの拡張ツールを導入するといいでしょう。
顧客の役職、興味関心、検討フェーズなどを細かくタグ付けし、顧客管理システムのように運用できます。
誰がどの資料をダウンロードしたか、どの動画を何分視聴したかまで可視化できるため、根拠に基づいた営業戦略が立てられます。
BtoB企業におけるLINE公式アカウント活用の成功事例
具体的にどのような活用方法があるのか、3つの王道パターンを見ていきましょう。
LINE登録後のステップ配信
展示会やWebサイトで獲得した名刺情報に対し、LINEでお礼とお役立ち資料を送付します。
その後、業界のトレンド、課題解決のヒント、導入費用の目安といったお役立ち情報を自動でステップ配信。
顧客教育を自動化し、熱量が高まったタイミングで、無料相談はこちらと促すことで、商談化率を最大化します。
例) LINE登録後の配信メッセージのイメージ

チャットボットによるFAQ対応の工数削減
保守メンテナンスやクラウドサービスの提供など、導入後のサポートが重要なBtoB企業では、LINEをカスタマーサクセスの窓口にします。
よくある質問(FAQ)を、チャットボットで自動回答。
電話やメールの問い合わせ工数を削減しつつ、顧客満足度を高めることができます。

リッチメニューに設定された質問を、ユーザーがタップするとメッセージが送信できます。その後、すぐにLINE公式アカウントからの自動返信が配信される仕組みです。
リマインド配信による出席率の向上
BtoBアポイントやセミナーの悩みは、当日の欠席です。
メールのリマインドは読み飛ばしがちですが、LINEならアポイント当日にメッセージを送ることで出席忘れを防止することができます。
また、アポイント後の検討状況に関するアンケートをLINEで送付、完結させることで、回答率の向上に繋がります。
このメッセージは見本です。
商談前のリマインドには、会議室URLやアポイントの要点、あるいは現地の地図URLを併記しましょう。
相手の手間を省く姿勢が、プロフェッショナルとしての誠実さと、きめ細やかなホスピタリティとして伝わります。
BtoBでLINEを運用する際の3つの注意点と対策
BtoBならではの懸念点を正しく理解し、戦略的な対策を講じる必要があります。
注意点1: プライベートに踏み込みすぎることへの懸念
ニーズに合わない内容やタイミングの配信が続けば、ブロックの可能性や企業としての信頼も失いかねません。
通知時間のコントロール
いつの配信タイミングが効果的かは、配信相手によります。
- 勤務時間内
- 通勤中
- 帰宅後の自由時間
ターゲットにあった配信時間を考えましょう。
友だちではなくビジネスパートナーの距離感
カジュアルすぎる文章を避け、無理に距離を詰めようとせずあくまで有益な情報源として振る舞います。
登録解除や通知オフの明示
通知が多いと感じたら右上の詳細から通知オフを設定してください、など心理的負荷を下げ、信頼感を醸成します。
注意点2: 運用リソースの確保と配信内容の品質の維持
感情を煽るコピーや、過剰な絵文字の使用、短かすぎるメッセージは、カジュアルな印象を与え、BtoBで最も重要な誠実さを損なうリスクがあります。
配信メッセージの内容確認チェックポイント
1. 論理的な価値提供
お得、といった抽象的な言葉ではなく、具体的な数値や導入効果、業界トレンドなど、担当者が社内報告にそのまま使えるような質の高いコンテンツを提供します。
2. トーン&マナーの統一
配信担当者によって文体がバラバラにならないよう、BtoB向けの公式ガイドラインを策定します。
3. 担当者の確保、またはプロの活用
メッセージを送って終わりではなく、問い合わせ対応や数値分析、シナリオの微調整など継続的な工数が発生します。
社内リソースが不足している場合は、BtoBマーケティングに精通した外部コンサルタントを導入し、戦略設計からクオリティ管理までを委託するのが最短ルートです。
注意点3: 友だち追加のハードルをどう乗り越えるか
BtoCでも、友だち集めがボトルネックとなりがちですが、BtoBでも友だち登録への抵抗感を上回るメリットを提示する必要があります。
登録直後に得られるメリットを用意しましょう。
対策1. 限定コンテンツの提供
業界別・DX成功事例30選や2026年度補助金活用ガイドなど、検索しても出てこない独自性の高いPDF資料。
対策2. インタラクティブな体験
1分でわかる!自社のDX成熟度診断といった、診断コンテンツ。
対策3. 非公開情報の優先案内
満席必至の限定セミナーの先行予約権や、クローズドなコミュニティへの招待。個人情報を出してでも、この情報が欲しい、と思わせる特典が必要です。

弊社では、LINE運用術の解説セミナーを登録特典としています
こちらから、LINE登録までの流れを体験してみてください。
Lステップ活用で実現するBtoBマーケティングの自動化戦略
BtoBのLINE公式アカウントを効果的な営業手段に変えるのが、拡張ツールのLステップです。
Lステップとは、個々のユーザーに合わせた配信内容の作成や反応率を上げるために必要なデータの収集を行う追加機能ツールのことです。

Lステップに関する詳しい解説はこちら
Lステップを使用することで、LINE公式アカウントの標準機能ではできなかった、高度なデータ分析も可能になります。
属性スコアリング機能で見込み客を可視化
BtoB営業において、最も大きな課題の一つが、膨大な見込み客の中から、今すぐアプローチすべき相手をどう見極めるかという点です。
Lステップのスコアリング機能を活用すれば、可視化しにくかった顧客の検討度合いを具体的な数値として把握できるようになります。
例えば、
- 配信した解説動画を最後まで視聴したユーザーには「+5点」
- 事例紹介ページを閲覧したら「+3点」
- 料金シミュレーションを利用した場合には「+10点」
といった具合に、アクションごとに加点ルールを設定します。

そして、合計スコアが一定の基準(例:50点)を超えた時に、この顧客は検討フェーズに入ったと判断し、アポイントを取ったり、営業担当者のLINEやチャットツールへと顧客情報を通知する仕組みを構築できます。
※スコアリング機能は、スタートプラン以上で使用可能
Lステップのスコアリングに関する詳しい解説はこちら
職種・役職に応じたセグメント配信でブロックの防止
BtoBビジネスの検討プロセスには、決済権を持つ経営層から、実務を担う現場担当者まで、異なる役割を持つ複数の人物が関与します。
全員に対して同じ内容の情報を一斉配信してしまうと、自分には関係のない情報だ、と判断されブロック率を高める大きな要因となります。
Lステップでは、友だち登録時のアンケートやタップしたボタンの履歴に基づいて、ユーザーを経営層、管理職、現場担当者、といった属性ごとに自動でタグ付けし、配信内容を最適化することが可能です。

部長職以上の決裁者には、投資対効果や他社との比較事例といった経営判断に資する情報を届け、
現場の担当者には、具体的な操作マニュアルや業務効率化のコツといった実務に直結する情報を届けます。
相手の立場に応じたパーソナライズ配信を行うことで、顧客は信頼感を抱くようになり、結果としてブロック率を低く抑えつつ、メッセージの開封率を高い水準で維持することができます。
※セグメント配信機能は、全プランで使用可能
Lステップのセグメント配信に関する詳しい解説はこちら
カレンダー予約機能でアポイントの自動受付
メールで候補日を提示し、相手の返信を待ち、空き状況を確認して確定させるやり取りは、顧客側の熱量を冷ますだけでなく、調整に時間を要している間に競合他社に先を越されるリスクも孕んでいます。
Lステップのカレンダー予約機能を導入すれば、ユーザーはLINEのリッチメニューから最新の空き状況を確認し、タップするだけで商談予約を完結させることができます。

この機能はGoogleカレンダー等の外部カレンダーとリアルタイムで同期できるため、ダブルブッキングの心配もありません。
さらに、予約日の前日や1時間前にリマインドメッセージを自動送信し、起こりがちなドタキャンや参加忘れを未然に防ぐことができます。
※予約管理機能は、全プランで使用可能
Lステップの予約管理に関する詳しい解説はこちら
BtoB/ビジネス支援でのLステップ導入成功事例3選
1. 株式会社BALSA

このメディアを運営する株式会社BALSAでのLINE運用事例です。
自社のLINE公式アカウントでもLステップ運用支援のプロとして、効果的な運用を実現しました。
弊社では、Lステップを活用して登録直後に、無料相談・資料請求と採用案内の入口を分ける流れを構築することで、営業用と採用用でアカウントを分けず、一元管理しています。
集客向けの同線では、資料請求前に顧客情報を取得してリスト化し、定期的な事例配信で検討層をフォローできる仕組みを整えています。
その結果、これまでに約50件の問い合わせから累計1,000万円〜2,000万円の受注を達成。
BALSAで行った詳しい導入事例についてはこちら
2. トゥモローゲート

トゥモローゲートは、企画やデザイン、コンサルティングなどを行う企業ブランディング会社です。
自社公式SNSのフォロワーや視聴者との関係を深めるための受け皿が不足しているという課題を感じ、直接的な問い合わせや採用に結びつける仕組みを模索されていました。
この課題に対し、ファン化の仕組み作りとしてLステップを導入し、プレミアム会員登録者への限定ライブ配信や未公開情報の先行公開など、クローズドな環境を活かした情報を発信することで、ファンとの濃い関係性を築く導線を整えました。
問い合わせの増加だけでなく、LINEのメンバー紹介をきっかけに入社を決める社員が出るなど採用面でも大きな成果を収めています。
トゥモローゲート様のLINE導入に関する詳細はこちら
3. 株式会社HINODEが運営する「Z-QUAKE SUMMIT」

Z-QUAKE SUMMITとは、株式会社HINODEが開催する若者が自身のキャリアを考えることを目的としたオフラインイベントです。
イベント集客において、メール告知の開封率の低さや、当日までの参加意欲の維持が難しく、オフラインイベントの参加率をいかに改善するかが大きな焦点となっていました。
これらの課題を解消するため、Lステップを導入し、参加率を高めるためのリマインド配信を徹底しました。
その結果、2回目で210名の集客に成功。
1回目と比較して参加者数は5倍の規模へと拡大し、次なる大規模開催に向けた強力な運営基盤を築いています。
HINODE様のLINE活用に関する詳細はこちら
失敗しないBtoB向けLINEアカウント構築の5ステップ
これから導入を検討されている方は、以下の手順で進めるのがスムーズです。
STEP1: 友だち数、商談数など目標の明確化
ざっくりとした目標でLINE運用を始めると、成果が見えず改善もできません。
1ヶ月最低10件の商談を生み出す、既存顧客のアクティブ率を20%上げる、など具体的な数値を設定しましょう。
LINE活用時の目標や実務の具体的な全体設計に関する詳しい解説はこちら
STEP2: ターゲットが登録したくなる登録特典の設計
ユーザーが思わずクリックしたくなる特典を用意します。導入事例、チェックリスト、業界マニュアル、シミュレーションシートなどが効果的です。
STEP3: 営業フローに合わせたシナリオ設計
友だち追加から商談までのカスタマージャーニーを描きます。どのタイミングでどんな情報を送れば、顧客の課題が解決されるかを逆算して設計します。
STEP4: CRMシステムとのデータ連携
LステップなどのCRMシステムと連携させ、LINEでの行動データを顧客情報に紐づけます。これにより、営業現場での商談に厚みが生まれます。
LINEのCRMツールに関する詳しい解説はこちら
STEP5: 分析と改善
配信して終わりではなく、どの広告から登録したユーザーが多いのか、また商談へ繋がったユーザーの役職やクリック率など、あらゆるデータを分析し、配信内容や配信方法の改善を繰り返し行います。
なお、Lステップでは詳細なデータ分析が行えます。
Lステップのクロス分析に関する詳しい解説はこちら
まとめ|BtoBのLINE活用は、効率的な営業組織への第一歩
LINEは単なる連絡手段だけでなく、取り扱う商材や導入企業の規模によっては、効果的な営業推進ツールにもなります。
特にLステップを組み合わせることで、個々に頼りがちな営業プロセスを標準化し、確度の高い商談を自動で抽出、振り分けることが可能です。
競合他社がまだクライアントとの信頼関係の構築に悩んでいる今こそ、LINEというツールを武器にする絶好の機会です。
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