
広告から集客はできているものの、予約までつながらない。
予約を受け付けた後も、来店日まで十分なフォローができていない。
このような課題を抱えている美容サロンや店舗事業者も多いのではないでしょうか。
今回は、美容鍼サロン「C by CALISTA」様のLステップ導入事例を、弊社担当者へのインタビュー形式でご紹介します。
C by CALISTA様では、LINE登録後に美容鍼の効果や施術内容を伝えるシナリオを構築し、初回体験の予約を促進。
運用開始後も、配信ごとの反応を分析しながら改善を重ねました。
その結果、LINE登録者に対する予約率は平均約35%、高い月には40%を超える水準まで向上。
さらに、外部の予約システムからLステップのカレンダー予約へ切り替えた後は、予約者の来店率が約90%で推移しています。
LINEのポテンシャルを最大限活かせている事例です。
ぜひ参考にしてみてください。

2023年10月より(株)BALSAのメンバーに加入し、2026年8月現在、LINEディレクターとして、Lステップの構築・運用支援を累計25アカウント以上を担当。今までに、フィットネス・美容クリニック・動物病院など様々な業界の店舗向けアカウントを運用。
目次
美容鍼に特化した女性限定サロン「C by CALISTA」
――まずは、C by CALISTA様について簡単にご紹介いただけますか。

竹原
C by CALISTA様は、顔や頭皮への美容鍼を中心に提供している女性限定の美容鍼サロンです。

CALISTA、C by CALISTA、BIHALISTなど、合計16店舗を展開されています。
C by CALISTA様では、顔のたるみやむくみ、肌のハリなどにアプローチする美容鍼に加えて、首や肩への鍼、ヘッドトリートメントなども提供しています。
予約率を上げるためにLステップを導入
――BALSAが支援を開始したのはいつ頃でしょうか。

竹原
2025年9月頃です。
当時もLINE公式アカウント自体はありましたが、LINEを使った本格的なシナリオ設計や顧客管理は行われていませんでした。
――当時、C by CALISTA様はどのような課題を抱えていましたか。

竹原
一番の課題は、予約率を高めることでした。
広告を活用して集客はしていましたが、広告から流入した方がそのまま予約するとは限りません。
広告からランディングページを見てもらうだけでは、そこで予約しなかった方との接点を継続することが難しい状態でした。
――予約しなかった人には十分なアプローチができていなかったということですね。

竹原
そうですね。
広告から直接予約してもらう導線だけでは、ユーザーが迷っている間に接点が途切れてしまいます。
そこで、広告やホームページからLINEへ誘導して見込み客を蓄積し、美容鍼について理解してもらいながら、初回体験の予約を促す仕組みを提案しました。
広告とLINEを組み合わせ、予約までの検討期間をフォローできる状態を作ることが、最初の目的でした。
美容鍼への不安を解消する配信で初回体験を促進
――LINE登録後は、どのような導線を構築されましたか。

竹原
まずは、LINEに登録した方へ初回の美容鍼トライアルを案内する配信を作りました。

単に予約を繰り返し促すだけではなく、C by CALISTA様の美容鍼にはどのような特徴があるのか、どのような悩みにアプローチできるのか、実際に施術を受けた方はどのような変化を感じているのかなどを順番に伝えています。
――美容鍼について理解してもらうための情報提供をしているということですね。

竹原
そうです。
美容鍼は一般的なエステやマッサージと比べると、施術内容を具体的にイメージしづらい方もいます。
そのため、単に割引価格を見せるだけではなく、C by CALISTA様独自の技術や、施術を受けるメリット、美容鍼に関する不安を解消する情報を届けました。

また、初めての方にも美容鍼施術をイメージしてもらえるように、動画で施術の流れも配信しています。

――LINE登録後の設計について、アンケートなども活用されているのでしょうか。

竹原
はい。
LINE登録後に性別、年代、誕生月、美容に関する悩みなどを確認するアンケートを設置し、アンケートに回答した方には、初回体験時に利用できるオプション特典をご案内しています。

C by CALISTA様は女性限定サロンなので、性別情報によって対象外の登録者を分けることもできます。
また、誕生月や悩みなどの情報は、今後の配信や会員向け施策に活用できる顧客データになります。
配信ごとの反応を分析し、予約につながるシナリオへ改善
――シナリオを作った後は、どのように運用していきましたか。

竹原
期間ごとの予約率や来店率、入会率などを全てシートで管理し、分析しました。

また、配信ごとのタップ率や、どのメッセージを読んだ後に予約が発生したかを確認しながら、シナリオを改善しました。
反応がよいメッセージは継続し、予約につながっていない配信は、文章や見せ方を変更します。
――その配信が予約につながっているかを分析されているのですね。

竹原
そうですね。
開封されたかだけではなく、その配信が予約につながったかまで確認しています。
例えば、施術の特徴を伝えるメッセージを送った後に予約が多く発生していれば、その訴求はユーザーの判断材料になっている可能性があります。
反対にほとんど反応がない配信は、ユーザーが求めている情報とずれているか、内容が伝わりにくいかもしれません。
その結果をもとに、メッセージを修正したり、配信の順番を変えたりしました。
来店前・来店後・入会後でリッチメニューを出し分け
――初回体験の予約促進以外には、どのような施策を行いましたか。

竹原
Lステップの機能を使い、お客様の状態に応じてリッチメニューや配信内容を切り替えました。
大きく分けると、初回来店前、来店後の未入会者、入会後の会員で案内する内容が異なります。
初回来店前の方には、トライアルコースの予約、店舗情報、施術内容、よくある質問など、予約を検討するために必要な情報を中心に案内します。

初回来店前のリッチメニュー
来店後に入会しなかった方には、初回体験とは異なる再来店の提案を行います。

来店後のリッチメニュー
入会後の会員には、会員向けの情報や継続的な美容ケアに役立つコンテンツを届けています。

入会後のリッチメニュー
――全員に同じリッチメニューを表示するわけではないのですね。

竹原
そうですね。
初めて美容鍼を検討している方と、すでに店舗へ来店した方、会員になった方では、必要な情報が違います。
Lステップ上でお客様の状態を管理し、その時点で必要な情報を見せることで、LINEを使いやすくしています。
来店後アンケートから2回目のトライアルを案内
――C by CALISTA様ならではの施策はありますか。

竹原
初回来店後に、2回目のトライアルをご案内している点です。
美容鍼は、一度の施術でも変化を感じる方がいる一方で、もう一度受けてから継続するか判断したい方もいます。
初回体験で入会しなかったからといって、サービスに興味がないとは限りません。
そこで、来店した方にアンケートを送り、回答者に対して2回目のトライアルをご案内する仕組みを作りました。

――来店したことは、どのように判定しているのでしょうか。

竹原
店舗に来店した際、専用のQRコードを読み込んでもらい、Lステップ上で来店情報を取得しています。
来店日の夜にアンケートが送られるよう設定しており、回答した方には2回目の特別なトライアルをご案内します。
――初回の来店だけで判断せず、もう一度体験する機会を作っているんですね。

竹原
そうですね。
初回来店から入会までの間に、もう一段階の選択肢を設けています。
「効果は感じたけれど、その場で会員になるか決めきれなかった」
「もう一度施術を受けてから検討したい」
という方に対して、無理に入会を迫るのではなく、2回目の体験を提案します。
この導線によって、初回だけでは入会に至らなかった方を再度フォローできるようになりました。
Lステップのカレンダー予約を導入し、来店率約90%を実現
――当時の予約システムはどのように運用されていましたか。また、その後変更などはありましたか。

竹原
当初は美容鍼・鍼灸向けの外部予約システムを使っていましたが、後から一部の予約についてはLステップのカレンダー予約へ切り替えました。

――外部の予約システムには、どのような課題があったのでしょうか。

竹原
LINE側で予約が発生したことは確認できても、誰が何月何日に来店するのかという情報を、配信に十分活用できませんでした。
そのため、
「予約日の3日前」
「予約日の前日」
「当日の数時間前」
といった、予約日を基準としたリマインドをLINEから送ることが難しい状態でした。
一方、Lステップのカレンダー予約であれば、予約情報とLINEのユーザー情報がつながります。
予約日までのリマインドを自動化できるだけでなく、空きがある日程を案内する配信も可能です。
予約率だけでなく、予約後の来店率も改善できる可能性があると考え、切り替えをご提案しました。
――来店率を上げるために、どのような配信をしていますか。

竹原
一般的な予約リマインドだけでなく、来店前にスタッフから連絡が届くようなメッセージも送っています。
予約を受け付けた後、当日まで何も連絡がない状態では、お客様との心理的な距離が開いたままです。
事前にコミュニケーションを取り、来店への不安を減らしています。
――カレンダー予約導入後の成果はいかがですか。

竹原
外部予約システムを使用していた時は、予約者の来店率が60〜70%程度でしたが、Lステップのカレンダー予約へ切り替えた後は、現時点で来店率が約90%で推移しています。
導入から約1カ月時点の数値ではありますが、事前のリマインドやコミュニケーションが来店率の向上につながっていると考えています。
新規集客から既存会員の管理までLINEの活用範囲を拡大
――現在は、新規予約以外にもLINEを活用していますか。

竹原
はい、現在は既存会員の管理にも活用しています。
入会情報や退会情報をLステップ上で管理できるようにし、お客様のステータスに合わせて配信対象を分けています。
退会を希望する方は、LINE上で特定のキーワードを送ると、手続きに必要なフォームが自動で届く仕組みです。
これにより、Lステップ上でも退会情報を取得し、会員・退会者・未入会者をより正確に分けられるようになりました。
――会員様向けには、どのような配信をしていますか。

竹原
誕生月の方に向けたキャンペーンメッセージや、セルフケアについて学べる動画などを配信しています。
会員様向けコンテンツも配信し、施術を受けるだけではなく、美容や身体に関する知識も提供しながら、継続的な関係を作っています。
毎週の定例ミーティングで施策を検証
――運用開始後も、施策を継続的に追加しているのでしょうか。

竹原
はい。
その後も、既存会員の管理、退会情報の取得、誕生月配信、美容診断、会員向けコラム、休眠顧客への再来店案内など、課題に応じて新しい施策を追加しています。
――どのような体制で、施策の検討や改善を進めていますか。

竹原
現在は、C by CALISTA様の担当者と毎週定例ミーティングを実施しています。
ミーティングでは前週に実施した施策の結果を確認し、現在の課題を整理した上で、次の1週間で何を進めるのかを具体的に決めています。
――毎週改善しているんですね。

竹原
はい。
新たな課題が見つかったら、対応策を一緒に検討し、できるものからすぐに実装しています。
外部予約システムからLステップのカレンダー予約へ切り替えた施策も、こうした改善活動の中で進めたものです。
一度構築した仕組みをそのまま使い続けるのではなく、C by CALISTA様と同じ方向を向きながら、毎週よりよい導線へアップデートしています。
LINE登録者の予約率は平均約35%、高い月には40%超
――LINE導入後の成果を改めてお聞かせください。

竹原
LINE登録者に対する予約率は、全体平均で約35%です。
高い月には40%を超えています。
運用初期は20%程度でしたが、配信シナリオの改善や広告との連携が進むにつれて、徐々に数字が上がっていきました。
C by CALISTA様の社内でも広告運用を改善していたため、広告から流入するユーザーの質が上がり、LINEのシナリオとうまくかみ合ったことも成果につながった要因です。
――広告だけ、LINEだけではなく、両方が連動した結果なんですね。

竹原
そうですね。
広告とLINEがそれぞれの役割を果たすことで、予約までの導線が強くなりました。
また、LINEの成果が社内でも評価され、C by CALISTA様の担当者が社内表彰を受けたと伺っています。
数字として成果が見えたことで、次の施策にも積極的に取り組めるようになりました。
まとめ
今回は、美容鍼サロン「C by CALISTA」様のLINE・Lステップ活用事例をご紹介しました。
C by CALISTA様では、LINE登録後に美容鍼への理解を深めるシナリオを配信し、LINE登録者に対する予約率は平均約35%、高い月には40%を超えています。
さらに、Lステップのカレンダー予約と来店前のリマインドを導入したことで、予約者の来店率は現時点で約90%まで向上しました。
「広告から予約までの導線を改善したい」
「予約後のキャンセルや未来店を減らしたい」
「新規集客だけでなく、既存顧客の管理や継続利用にもLINEを活用したい」
このような課題を抱えている店舗事業者にとって、参考になる事例です。
自社に合ったLINEの活用方法を知りたい方は、ぜひ株式会社BALSAまでご相談ください。









