
ポータルサイトや比較サイトを運営する中で、次のような課題を感じている企業も多いのではないでしょうか。
- サイトを訪れたユーザーと継続的な接点を持てない
- 検討中のユーザーへ適切なタイミングで情報を届けられない
- 季節や需要期に合わせた販促を十分に行えていない
今回は、全国の学習塾を検索・比較できるポータルサイト「塾シル!」様のLステップ導入事例を、弊社担当者へのインタビュー形式でご紹介します。
塾シル!様では、サイトからLINEへ誘導し、登録直後に「ぴったり塾診断」を実施。
診断結果に合わせて、塾選びに役立つ情報を届ける仕組みを構築しました。
その結果、塾診断の完了率は85%を超え、LINE経由で毎月一定数お問い合わせが増加。
さらに約1,600人の友だちを蓄積し、夏期講習や受験期など、学習塾への関心が高まる時期にメッセージでお知らせできるようになりました。
サイトの既存流入をLINEにつなぎ、新たな経路を作った好事例です。ぜひ参考にしてみてください。

株式会社BALSA代表/Lステップ認定コンサルタントLINE公式アカウントおよび、Lステップの構築・運用支援を基軸にしたマーケティング支援に従事。累計50社以上の企業LINE公式アカウントの立ち上げ運用に携わり、運用したアカウント数は累計200を超える。これまで担当した業種は、フィットネス、クリニック、学習塾、Webスクール、コンサルティング、ECなど、あらゆるジャンルでの運用に対応。
目次
サイトに訪れたユーザーと継続的な接点を作るためにLINEを導入
――まずは、塾シル!様について簡単にご紹介いただけますか。

中川 聖悟
塾シル!様は、全国の学習塾を検索・比較できる学習塾検索サイトです。

市区町村や駅、塾名から探せるだけでなく、個別指導、集団授業、オンライン指導といった授業形式、学年、受験目的、科目など、さまざまな条件から自分に合った塾を探せます。

塾の料金や口コミ、評判、教室ごとの情報も掲載されており、気になる塾にはサイト上からお問い合わせや体験授業の申し込みができます。
――塾シル!様がLINEを導入することになったきっかけをお聞かせください。

中川 聖悟
塾シル!様はすでに多くのユーザーが訪れるサイトでしたが、一方でリストマーケティングの基盤がまだ整っていませんでした。
塾はその場ですぐに決めるものではなく、複数の塾を比べたり、費用や口コミを確認したり、個別指導と集団授業のどちらが子どもに合うかを考えたりと、一定の検討期間が発生します。
当サイト上で既にさまざまなマーケティングが行われていましたが、検討中のユーザーへ継続的に働きかけるリストマーケティングには、まだ伸ばせる余地がありました。
そこで塾シル!様でも、LINEを新たな情報提供・追客手段として導入することをご提案しました。
登録直後に「ぴったり塾診断」を実施
――LINE登録後は、どのような流れになっていますか?

中川 聖悟
LINEへ登録した直後に「ぴったり塾診断」をご案内するようにしました。
簡単な質問に回答してもらい、その人に合った塾を紹介する診断です。

――なぜ、登録直後に診断を入れたのでしょうか?

中川 聖悟
塾選びは、学年、目的、居住地域、重視する条件によって適した選択肢が変わるからです。
例えば同じ中学生でも、高校受験を目的とする方と学校の授業の補習を目的とする方では、探すべき塾が異なります。
料金を重視する方もいれば、合格実績や指導形式、通いやすさを優先する方もいます。
そこで、診断を通じて希望や悩みを把握し、回答内容に合った塾を紹介できるようにしました。
診断だけで終わらせないための追客配信を実装
――診断が完了した後は、どのような施策を行いましたか?

中川 聖悟
診断完了後、7日間にわたって塾選びに必要な情報を届けるシナリオを構築しました。
診断コンテンツを用意しても「結果を表示して終わり」では、ユーザーの検討はなかなか進みません。
塾シル!様では、診断をユーザー情報の取得だけに使うのではなく、その後の情報提供につなげる入口として設計した点がポイントです。
――検討に必要な情報を順番に届けているんですね!

中川 聖悟
そうですね。塾はお子様の学習や受験に関わるため、保護者の方も慎重に判断します。
その時期にあった記事などのお役立ち情報をし保護者の方の検討をサポートした上で、具体行動につながる検索ページやキャンペーンページを紹介するなど、情報提供した上で次の行動に進んでもらえる構成を意識しました。
リッチメニューを塾検索の窓口として活用
――シナリオ配信以外には、どのような施策を行いましたか。

中川 聖悟
リッチメニューを、塾を探すための検索窓として活用しました。

当サイトは掲載情報が豊富で、検索方法も複数あります。
現在地から探す方もいれば、市区町村、駅、塾名から探す方もいます。
オンライン塾を探したい方もいます。
そこで、主要な検索方法をリッチメニューに整理し、LINEを開けば自分の希望する条件からすぐに塾を探せるようにしました。
季節講習や受験期に合わせた一斉配信を実施
――登録後のシナリオ以外には、どのような運用を行いましたか。

中川 聖悟
夏期講習、冬期講習、受験期、進級時期など、季節ごとの需要に合わせた一斉配信を行いました。

塾探しの需要は、年間を通して一定ではありません。
定期テストの結果が返ってきた後や、夏休みに入る前、受験が近づく時期など、保護者の方が塾を探し始めやすいタイミングがあります。
その時期に合わせて、季節講習の情報、特集ページ、おすすめの塾などをご案内しました。
――通常のシナリオ配信と、季節配信を組み合わせているということですね。

中川 聖悟
そうです。
リッチメニューは、ユーザーが必要な時に自分から情報を探す「プル型」の導線で、一方で、夏期講習や受験情報などは、関心が高まりやすい時期に運営側から案内する「プッシュ型」の施策です。
この2つを LINEで使い分けました。
診断完了率85%超、LINE経由で毎月一定数のお問い合わせを獲得
――LINE導入後の成果をお聞かせください。

中川 聖悟
ぴったり塾診断の完了率は、85%を超えています。
また、LINE導入後は毎月一定数のお問い合わせを獲得できるようになりました。
――診断完了率85%は高い数字ですね!

中川 聖悟
自分の回答内容に合った塾を提案してもらえるというメリットも明確なので、最後まで回答してもらいやすかったと考えています。
――お問い合わせの獲得については、どのように捉えていますか。

中川 聖悟
サイト上のお問い合わせとは別に、LINEから新しいコンバージョン経路を作れた点が大きいです。
最初のサイト訪問では塾を決められなかった方も、診断やシナリオ配信を通じて条件を整理し、後日資料を請求してくれます。
サイトにすでにあるアクセスを活用しながら、LINEから毎月継続的に成果が生まれる仕組みを作れました。
約1,600人の友だちへ情報を届けられるように
――お問い合わせ以外に、LINEを導入したことで得られた成果はありますか。

中川 聖悟
大きいのは、塾への関心があるユーザーのリストを蓄積できたことです。
支援期間中に、LINEの友だちは約1,600人まで増えました。
広告で広く集めたのではなく、塾シル!のサイトを訪れ、塾選びに関心を持った方が中心です。
LINE登録時点ですぐに塾を決めなかった場合でも、数カ月後に成績や進路に関する悩みが生まれれば、再び塾を探し始める可能性があります。
蓄積した友だちに対して、その時々のニーズに合った情報を届けられるようになったことは、大きな変化です。
――需要が高まる時期には、どのような成果がありましたか。

中川 聖悟
塾への需要が高まる3月には、蓄積した友だちに対してLINE配信を行い、昨年対比で数値を大きく伸ばすことができました。

登録直後のシナリオだけではなく、需要が高まるタイミングで既存の友だちへ一斉配信できたことが、成果の拡大につながりました。
――リストを蓄積したからこそ、繁忙期の効果を高められたんですね。

中川 聖悟
そうですね。友だちが増えるほど、夏期講習、冬期講習、受験期などに情報を届けられる対象も増えていきます。
LINE経由で毎月お問い合わせを得られるだけでなく、需要期に成果を伸ばすための資産を作れた点も、今回の導入における成果の一つです。
まとめ
今回は、学習塾検索サイト「塾シル!」様のLINE活用事例をご紹介しました。
事例まとめ
- 「ぴったり塾診断」を実施し、診断完了率85%超
- LINE経由で毎月一定数のお問い合わせを獲得
- 約1,600人の友だちを蓄積し、需要月のお問い合わせ数が大きく向上
塾シル!様の事例は、サイトの既存流入をLINEにつなぎ、継続的な情報提供や需要期の販促に活用したい企業にとって、参考になる事例です。
自社に合ったLINEの活用方法を知りたい方は、ぜひ株式会社BALSAまでご相談ください。









