
- 「LINE公式アカウントを導入したのに、売上に全然つながらない」
- 「友だち数は増えてきたのに、売上には反映されない」
- 「もうLINE運用をやめようか悩んでいる」
そんな声を、経営者や担当者の方から毎週のように聞きます。
私がこれまで300以上のLINE公式アカウントを運用した中で気づいたのは、売れない原因は運用テクニックの問題ではないということです。
実は、もっと根本的な"3つの勘違い"が、すべての企業を蝕んでいるのです。
今日のコラムを読み終えた頃には、あなたのLINE運用の景色が180度変わっているはずです。
- 「配信すれば売れる」という勘違い
- 「友だちの数=売上」という誤解
- 売れているアカウントが必ずやっている3つのこと
それでは、見ていきましょう。

株式会社BALSA代表/Lステップ認定コンサルタント
LINE公式アカウントおよび、Lステップの構築・運用支援を基軸にしたマーケティング支援に従事。累計50社以上の企業LINE公式アカウントの立ち上げ運用に携わり、運用したアカウント数は累計200を超える。これまで担当した業種は、フィットネス、クリニック、学習塾、Webスクール、コンサルティング、ECなど、あらゆるジャンルでの運用に対応。
目次
1. 「配信すれば売れる」という勘違い
結論から言うと、LINEは広告を流すためのツールではありません。
「セール情報を送れば売れる」「キャンペーンを告知すれば人が来る」と考えて、販促ばかり配信しているアカウントは、ユーザーに静かにブロックされていきます。
なぜかというと、ユーザーがLINEに求めているのは広告ではなく、人とのコミュニケーションだからです。
家族や友人とのトーク画面に「今だけ50%OFF!」という告知が突然混ざってきたら、違和感しかありませんよね。それがブロックされる理由です。
ご自身のLINE配信を振り返ってみてください。
直近10通のうち、何通が告知で、何通がユーザーへの語りかけだったでしょうか。
告知が7通以上なら、それが売れない原因の1つです。
では、何を配信すべきなのか。
その答えは、このコラムの後半でお伝えします。
2. 「友だちの数=売上」という誤解
「友だちを1000人集めれば売上が上がる」
「リストを増やせば自然に売れる」というのも、よくある誤解です。
質の低いリスト1000人より、質の高いリスト100人のほうが売上を生みます。
それはなぜかというと、LINEのリストには、大きく3つの温度帯が存在するからです。
- 冷温:登録したばかりで、あなたや貴社のことをほぼ知らない状態。何を売っても買われない状態。
- 中温:何度か配信を読んで、あなたの存在を認識し始めた状態。商品に興味は持つが、購入にはまだ至りにくい。
- 高温:配信を楽しみにしていて、「この人から買いたい」と思っている状態。商品を案内するとスムーズに購入してもらえる。
多くのアカウントが失敗するのは、温度の違うユーザーに同じ内容の配信を送っていることです。
登録したての冷温ゾーンのユーザーである、まだ自分のことを知らない人にいきなり「今だけ特別価格!」と送っても、売れるわけがありません。
リストの数を増やすより、ユーザーの温度を上げることを考える必要があります。
では、どうすればリストの温度は上がるのか?
その答えが、最後の章にあります。
3. 売れているアカウントが必ずやっている3つのこと
ここからが本題です。
実際に売上を生んでいるアカウントが、例外なく仕込んでいる"3つの仕掛け"をお伝えします。
① 登録直後のメッセージを丁寧に作る
登録された直後が、最も印象を決める瞬間です。
「登録してよかった」と思ってもらうために、約束したプレゼントをすぐに届け、自分の想いを手紙のように伝え、これからどんな配信をするかを予告する。
定型文ではなく、人間らしい言葉で書くことが大切です。
② 配信の内容は「価値8割、セールス2割」で組む
数日〜数週間をかけて、読者を少しずつ温めていきます。
配信の中心は業界の裏話、自分の失敗談、読者の悩みへの答えといった、読んで得になる内容です。
「この人の配信は読む価値がある」と思ってもらえる状態を作ったうえで、たまにセールスを挟む。
そうすると、ほぼ抵抗なく売れます。
③ 「欲しい」と思った瞬間に申し込めるようにしておく
購買意欲は、思った瞬間がピークで、数時間後には半分以下に冷めてしまいます。
だからこそ、申し込みフォームやセミナー予約ページは事前に準備して、すぐにアクセスできる状態にしておく必要があります。
せっかく温まった読者を、手続きの手間で冷ましてしまうのは非常にもったいないことです。
まとめ
まとめると、やるべきことは3つです。
- 1. 告知ではなく、読者への語りかけを増やす
- 2. 友だちの数ではなく、読者の温度を上げることを考える
- 3. 集めるだけでなく、申し込みまでの流れを整える
読んで終わりにせず、明日から一つだけ試してみてください。
- 「登録直後のメッセージを書き直す」
- 「次の配信を告知ではなく語りかけにする」
- 「申し込みページを用意する」
何でも構いません。
小さな一歩が、数ヶ月後の結果を変えます。








