
- 「無断キャンセルが多い」
- 「LINEを導入しているのに予約に繋がらない」
- 「LINE公式アカウントでの成果が感じられない」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
実はそれ...
リッチメニューの設計が原因かもしれません。
私はこれまで、美容クリニックのLINE公式アカウントを多数見てきましたが、約9割のアカウントがリッチメニューを“間違った使い方”で運用しているんです。
- とりあえず6枠を埋めている
- インスタやYouTube、HPのリンクを並べている
- まるで情報一覧のようになっている
こうした設計では、LINEを導入していても予約にはつながりません。
リッチメニューにも、戦略が必要なのです。
「とはいえ、リッチメニューの作り方なんて学んだことない...」
「リッチメニューのノウハウなんて知らない...」
と思われたかもしれませんが、リッチメニューは、センスではなく、正しい“設計”を知っているか知っていないかで成果が大きく変わります。
実際に美容クリニックのLINE運用を支援する中で、
- リッチメニュー経由の予約が月25件発生
- ボタン配置を変えるだけでタップ率15%改善
といった数値改善も経験してきました。
つまり、正しい設計を知るだけで、予約率は改善できるのです。
そこで本記事では、
- リッチメニューがなぜ重要なのか
- 予約につながるリッチメニュー設計
- やってはいけない構造やデザイン
- Lステップを使った応用設計
を、美容クリニックのLINE運用事例をもとに解説します。
この記事を読むことで、リッチメニューの正しい作り方を理解し、今日から改善できるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。

ハル
美容クリニックの勤務経験を生かし、SNS運用代行およびWeb集客支援、LINE公式アカウントの運用支援を行う。医療現場で培った専門性と、実体験に基づく発信力を掛け合わせた運用サポートを強みとする。また、個人のSNS発信にも力を入れており、Xでは約7.9万人、Instagramでは約1.7万人のフォロワーを抱える。美容医療・スキンケア領域を中心に、リアルな体験や知見を活かした情報発信を行い、多くの支持を集めている。
目次
1. リッチメニューが大切な理由とは?
「リッチメニューってそんなに大事なの?」
と、思われている方もいらっしゃると思います。
実は、リッチメニューはLINE運用において非常に重要な役割を持っています。
大きく分けて以下の3つの理由があります。
- ①ユーザーの行動をコントロールできる
- ②無断キャンセルや離脱が防げる
- ③予約率・再予約率を数字で改善できる
一つずつ解説していきます。
①ユーザーの行動をコントロールできる
1つ目は、リッチメニューでユーザーの行動をコントロールできる点。
リッチメニューが画面を開いたときに最も視線を集められる場所だからです。
まずは下の画像をご覧ください。

トーク画面の下部に常時表示されるリッチメニューは、ユーザーが何度も目にし、無意識にタップの選択肢として認識するポジションにあります。
つまりリッチメニューは、画面を開いたときに最も視線を集められる場所なのです。
だからこそ、ボタン配置やデザインなどを適切に設計していく必要があります。
②リッチメニューで無断キャンセル・離脱を防げる
無断キャンセルに悩んでいるクリニック様はたくさんいらっしゃると思います。
実は無断キャンセルや予約離脱も、リッチメニューの設計次第で減らすことができると考えています。
無断キャンセルの原因の多くは、「どこから予約を変更すればいいかわからない」といった予約変更操作の複雑さ。
予約変更の手続きが複雑だったり、予約キャンセルの導線を見つけづらかったりすると、患者さんは途中でキャンセル手続きという行動を止めてしまいます。
特にスマホ・LINEに慣れていない方や年齢層が高めの方は、変更方法が見つからないとそのまま放置してしまう傾向があります。
私が設計する場合、
- 日時変更はこちら
- 予約変更はこちら
といった表現を使い、ユーザーが分かりやすい言葉にしています。
例)

変更導線が一目で分かるだけで、無断キャンセルは減らせるはずです。
③予約ボタンのタップ率を“数字で改善できる”
リッチメニューは、感覚ではなく“数字”で改善することができます。
LINE公式アカウント単体では分析できる範囲に限界がありますが、Lステップなどの拡張ツールを組み合わせることで、ユーザーの行動を具体的に可視化できるようになります。
例えば、
- どのボタンが最も押されているのか
- 予約ボタンをタップしたのか
- AパターンとBパターン、どちらが予約に繋がっているのか
これらをデータとして把握できれば、配置やデザインの改善が可能になります。
つまり、リッチメニューは作って終わりではなく、数値をもとに改善することで、予約率や再予約率を継続的に高めていけるのです。
2. リッチメニューでまずやるべきこととは?
では、それらを踏まえた上で、リッチメニューでまずやるべきことは何なのでしょうか?
まずは、予約ボタンを目立つ位置に配置しましょう。
場合によっては、上半分すべてを予約にしてもいいくらい、優先順位は高いです。
例)

LINEを導入する最大の目的は、予約に繋げることです。
しかし、予約導線が分かりにくい設計になっているケースは少なくありません。
- 予約ボタンがどこにあるか分からない
- 予約ページに辿り着くまでに3タップ以上かかる
こうした構造では、たとえ興味を持っている患者さんでも途中で離脱してしまいます。
また、キャンペーンを目立たせるのも有効です。

- 今月のキャンペーン
- 季節のおすすめ施術
- 期間限定価格
といった“予約をする理由”を、リッチメニューの上部に配置することもあります。
予約を増やしたいのであれば、どちらも共通して迷わせない設計が絶対条件です。
実際に同じアカウントで比較テストを行いました。
A群:
「予約」「マイページ」「クリニックについて」の3ボタン構成

B群:
情報を網羅した6ボタン構成

あなたは、AとB、どちらの「予約ボタン」の方が多くタップされたと思いますか?
もうお分かりかと思いますが、結果A群の予約ボタンの方がタップ率が約15%高いというデータが出ました。
ボタンを減らし、予約を強調しただけで、予約率が明確に改善したのです。
これは「情報量」よりも「予約動線の整備」が重要であることを示しています。
予約を増やしたいのであれば、予約を最も大きく、最も分かりやすい位置に配置する。
究極、ボタンは1つでもいいと思っています。
迷わせない設計こそが、成果につながるリッチメニューの本質です。
3. リッチメニューでやってはいけない「設計とデザイン」
ここまでは、リッチメニューがなぜ大切なのかや、無断キャンセルの防ぎ方、LINEの目的に沿ったボタンの配置などを説明しました。
では、逆にリッチメニューでやってはいけないことはなんでしょうか?
- やってはいけない2つの設計
- やってはいけない2つのデザイン
それぞれ解説していきます。
やってはいけない2つの設計
①LINEの目的がわからない設計
リッチメニューを情報一覧・HPのような構成にしていませんか?
LINEの“目的”に沿って主役を決め、なるべくシンプルに、LINE内で完結させる設計にするべきです。
では、どう考えればいいのでしょうか?
それは、「このLINEでユーザーに一番してほしい行動は何か?」を1つ決めることです。
例えば、
- 美容クリニック →「予約」
- 整体院 →「体験申込」
- ネット販売→「商品購入」
この“1つの目的”を決めた上で、それ以外のボタンはすべて「補助」に回します。
では、以下のメニューをご覧ください。

このメニューでは、すごく情報量が多いですよね。
ぱっと見た瞬間、ユーザーに「予約はどこから…?」と思われてしまった時点で、予約への導線は弱くなります。
- スタッフ紹介
- インフォメーション
- ブログ
- SNS
これらはの情報はNGではありません。
しかし“予約に繋げるためのLINE”であれば、主役は予約です。
もう一点、やってしまいがちなNGポイントをお伝えします。
それは、LINEに集めたユーザーをInstagramやTikTok、HPなどの別媒体へ促してしまう構造です。
ユーザーはHPや広告、SNSなどを見て、クリニックに興味を持ってくれた方がLINE登録します。
せっかく予約に近いLINEへ登録したにもかかわらず、他媒体へ遷移させてしまうのは非常にもったいないです。
一度LINEから離脱させてしまうと、ユーザーはLINEに戻ってきません。
本来、LINEは予約に繋げる“最後の媒体”であるべきです。

予約獲得が目的なら、主役は予約。
採用が目的なら、スタッフ紹介を主役にしてもいいです。
ただし、どちらの場合でも原則は同じで、なるべくLINEの中で完結させること。
見せたい動画があるなら、外部リンクではなく、LINEのトーク内で配信をする。
この設計が、ユーザーの離脱を防ぎます。
②「Z型配置」ではない設計
配置は均等に並べるのではなく、見られる順番を前提に配置します。
私は、視線の流れを前提に配置設計を行います。
一般的に視線は
左上 → 右上 → 左下 → 右下
という「Z型」に動きやすいと言われています。

そのため、
- 左上
- 右下

のいずれかに、最も重要なCVボタン(申込・購入など)を配置する設計が多くなります。
例えば、
- 左上:キャンペーン
- 右上:料金
- 左下:症例
- 右下:予約
ポイントは、視線の流れの中で、必ずCVボタンが目に入る状態にすることです。
やってはいけない2つのデザイン
①“ボタン“だと認識できないデザイン
まずは下の画像をご覧ください。

いかがでしょうか?
これがボタンだと分からないとタップが少なくなります。
またボタンに見えない以外にも、
- 文字が小さい
- 同系色で読みにくい
- 強弱がない
などがあります。
なので、これらを改善するためには
- 影をつけて立体感を出す
- 右下に三角マークを入れる
- 「タップ」「こちら」などの表記を入れる
こうした視覚的なサインを加えることで、「ボタン」だと直感的に理解してもらいやすくなります。
②世界観が統一されていないデザイン
リッチメニューは、予約導線であると同時に“ブランディングの一部”です。
SNSやホームページとLINEの雰囲気がズレていると、ユーザーは無意識に違和感や不安を感じます。世界観が統一されていないだけで、信頼度は下がってしまうのです。
だからこそ、リッチメニューは他媒体との世界観を統一しながら設計することが重要です。
以下はスキンケアブランドを扱うPruth+様の事例ですが、Webサイトの世界観を崩すことなく、LINEのリッチメニューにも展開しました。


スキンケアブランドのLINE活用事例はこちら
応用編:Lステップを使うと、リッチメニューでできることが増える
ここまで、リッチメニューの基本的な設計について解説してきました。
実は、Lステップという拡張ツールを使うことで、リッチメニューでできることはさらに広がります。
LINE公式アカウント単体でもリッチメニューは設置できますが、表示できる内容は基本的に全ユーザー共通です。
しかし、Lステップを使うと、例えば次のようなことが可能になります。
- ユーザーの状態に応じてリッチメニューを切り替える
- 特定のボタンを押した人だけ別のメニューを表示する
- 来院済みの患者さんだけ専用メニューを表示する
つまり、ユーザーごとに見せる導線を変えることができます。
特に美容クリニックでは、Lステップの機能を活用して「新規」と「既存」でリッチメニューを分ける設計が重要です。
なぜなら、新規と既存ではユーザーの求める情報が異なるからです。
新規の方は、まだ来院前です。
この段階で求めているのは、
- このクリニックはどんなクリニックなのか?
- 料金は?
- どんな先生なの?
といった不安の解消と予約のきっかけです。
つまり、新規ユーザーの目的は非常にシンプルで「安心して予約すること」にあります。
一方、既存の患者さんはすでに来院済みの方です。
そのため課題は、接触回数とLINE内の滞在時間になります。
このように、新規と既存では必要な情報が異なります。
では、新規と既存それぞれどのような設計をするのが理想的でしょうか?
新規向けリッチメニュー
新規ユーザー向けのリッチメニューは、とにかく予約導線を明確にすることが最優先です。
例えば、
- 予約
- 今月のキャンペーン
- 日時変更
- クリニックについて(不安解消)
この4項目程度で問題ありません。
新規ユーザーにとって最も重要なのは、「迷わず予約できること」です。
そのため、主役はあくまで「予約」に置く設計が基本になります。
既存向けリッチメニュー
一方、既存患者さんの場合は、「予約」だけでは不十分です。
2回目、3回目の来院につながるリピートの理由を作る必要があります。
例えば、
- 再予約
- 紹介制度
- ポイント制度
- アフターケア方法
- 患者さん限定コンテンツ
こうした「役立つ情報」や「特典」を用意することで、LINEを見に行く理由を作ることが重要です。
LINEをただの連絡ツールではなく、通いたくなるきっかけを作る媒体にするという考え方です。
まとめ
リッチメニューは、ただの“装飾”ではありません。
LINEの中で最もユーザーの視線を集め、最も押される場所です。
にもかかわらず、
- とりあえず6枠埋める
- SNSやHPへの導線を増やす
- 情報を詰め込んで安心する
こうした設計が、知らないうちに“予約の機会損失”を生んでいるケースは少なくありません。
美容クリニックのLINEで本当に大切なのは、目的に沿った構造にすることです。
- 予約を増やしたいなら、主役は予約。
- 採用を増やしたいなら、主役はスタッフ情報。
- リピーターを増やしたいなら、再来院の理由づくり。
そして何より、なるべくLINE内で完結させること。
情報は少なく、分かりやすく、お客様の行動を迷わせない。
これだけで、予約率の安定感は大きく変わります。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
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