
- 「体験には来てもらえたのに、入会につながらない」
- 「広告費は増やしているのに、問い合わせの単価だけが上がっていく」
- 「LINEを入れてはいるけど、正直うまく活用できていない」
こうした悩みを抱えたまま、集客と現場対応に追われているパーソナルジム経営者は少なくありません。
実際、LINEはすでに多くのジムで導入されていますが、入れただけで予約が増えるツールではありません。
今回のセミナーに登壇したのは、全国65店舗のパーソナルジム・マシンピラティス「ELEMENT」を展開する株式会社MIGRIDS代表・鈴木太郎氏と、累計100社・300アカウント以上のLINE構築・運用に携わってきた株式会社BALSA代表・中川聖悟氏。
フィットネス業態に強いLステップ認定コンサルタントとして、店舗ビジネスの支援実績を多く持つ人物です。
そんな二人がセミナーの中で繰り返し強調していたのが、広告費を増やす前に、見込み客との「接点」がどこで切れているかを数値で把握することが先決という点でした。
では、月間の体験予約をほぼ0件から約100件にまで伸ばしたELEMENTのLINE活用は、どのように設計されていたのでしょうか。
※株式会社BALSAのLINE公式アカウントへ移動します。
目次
なぜ、パーソナルジムの広告費は高騰し続けているのか
セミナー前半では、まず「パーソナルジム業界に今起きていること」が語られました。
この数年でパーソナルジム・ピラティスブランドの数は急増し、以前は数店舗しかなかった駅前にも今は十数店舗がひしめく状況になっています。
その結果として起きているのが、広告費の高騰です。

「数年前は1問い合わせ5,000円〜1万円程度だったCPAが、今では2万円〜3万円ほどかかってしまう」
競合が増えるほど、多くの事業者は
- 「広告費を増やす」
- 「新しい媒体を試す」
- 「初回体験を無料にする」
-
といった対処に走りがちです。
しかし、こうした施策について鈴木氏はこう振り返ります。
「僕らも値引きやキャンペーンをやってみて、うまくいかなかったことがたくさんあります」

値引きや広告費の増額は、あくまで対症療法にすぎず、根本的な解決にはならないというのが今回のセミナーの前提でした。
見込み客との接点は、どこで切れているのか
では、根本的な課題とは何か。
セミナーでは、「見込み客がどのタイミングで離脱しているか」という構造の問題として整理されていました。
「本当の課題はただ広告を打つことではなく、見込み客とどの時点で接点が切れてしまうかという構造の問題」
そのために必要なのが、
- 月間の問い合わせ数
- 体験申込数
- 成約数
- 継続率
といった数値を分けて把握することだといいます。
セミナーでは、同じ登録者数・同じ問い合わせ数でも、その先の成約率次第で打つべき手はまったく違うという具体例も紹介されていました。
「Web側の課題なのか、現場側の課題なのかを、そもそも把握しなければいけない」
数値を分解しないまま「なんとなく」施策を打っている経営者やトレーナーは、実は多いとも語られています。
LINE経由の予約はほぼ0件だった、ELEMENTの導入初期
ELEMENT自体も、最初からLINEをうまく活用できていたわけではありません。
LINE公式アカウントの導入は2022年。当時の店舗数は約30店舗、LINE登録者数は約2,000人でした。

ただし、この頃のLINEは主に入会後の顧客向けの連絡手段として使われており、体験予約や問い合わせにはほとんど繋がっていなかったといいます。
「ステップ配信やタグでの分岐など、いろいろな使い方があるのは知っていたけれど、正直どう組めばいいか分からなかった」
つまり、LINEに可能性があることは認識していたものの、実装できずにいた状態だったのです。
導入から4年で、月間100件の体験予約へ
その状況が大きく変わったのが、Lステップを導入し、あるコンテンツと配信の仕組みを作り込んでからでした。
現在(2026年)のELEMENTの数値は次の通りです。
- 店舗数:65店舗
- LINE登録者数:11,000人超(ブロックを除く)
- LINE経由の体験予約:月間60〜80件
- 体験申込率:LINE登録者数に対して約15%
セミナーでは、ここに至るまでに実施した具体的な施策が、順を追って解説されています。

「登録してもらった後に送る内容が、お客様の関心を捉えられていなかった。そこを見直した結果、数字が大きく伸びた」
登録者を増やすことよりも先に見直すべきポイントがあった、という気づきが、成果を分けた転換点だったようです。
セミナーでは「4つの活用領域」まで解説
今回のセミナーでは、考え方だけでなく、実際にどう運用するかもかなり具体的に語られています。
動画内では、集客の入口から、予約・来店のフォロー、会員化した後のLTV向上、さらには採用まで、パーソナルジム経営に関わる4つの領域それぞれで、LINEをどう使い分けているかが解説されていました。
なお、鈴木氏は「完全自動化」については慎重な立場です。
「機械的に見せてはいけない部分、お客様ごとにカスタマイズが必要な部分は、あえて手動で対応する“半自動”が一番良いと思っている」
規模の大小にかかわらず、人が対応すべき部分は変わらないというのが、実際に運用してきた経営者としての実感だといいます。
セミナー完全版で学べること
この記事では、セミナー内容の一部だけを紹介しましたが、完全版の動画ではさらに詳しく、次のような内容が解説されています。
動画で学べること
- パーソナルジム経営でよくある構造的な課題と、その数値の見つけ方
- ELEMENTが成果を出すまでの過程(うまくいかなかった時期を含む)
- 集客・予約来店・会員管理・採用、LINE活用4つの領域の具体施策
- 登録特典と成約ターゲットがズレる「あるある失敗」の避け方
- 明日から始められる3つの実践ステップ
- BALSAが実際に行っている支援の考え方
表面的なテクニックではなく、
- 「なぜ成果が出るのか」
- 「なぜ出ないのか」
なども整理して理解したい方には、かなり役立つ内容です。
※株式会社BALSAのLINE公式アカウントへ移動します。








